ローテ有識者を待つ。

私を強くしてください。

ORASローテ パートナーズルール大会振り返り

先日オンラインにて行われた、めもさん主催のORASローテーションバトル 8パートナーズルールの大会に参加してきました。引き潮です。

パートナーズルールの大会に参加するのは今回が初めてだったので何一つやり方がわかりませんでした。ローテレートが終わって結構経ちますが、まだ自分の中にローテで初めての事ってあるもんだなぁ。今後もこういった変則的なルールの大会にも積極的に参加していけたらと思っております。

さて、取り立てて言うことでもないんですが先にお伝えしておきたいことがあります。

それは、今大会ブロック分けが行われた時点から自分が対戦相手の方のブログや過去の別の大会でのBVなどを隅々まで確認したということです。

もちろんみなさんも多かれ少なかれ参考としてこういった調査はしていることと思います。が、予選を消化していく中で「配信もしておらずブログも書いていない自分は相手から見て正体不明なわけで、さすがにこれはフェアじゃないかも」と考えるようになりました。

もし今後こういった大会がまた開催されるならばそのときのために自分もリスクを背負って対等な関係でありたいと思ったので今回記事を書くに至りました。

もし対戦してくださった方の中で許せないという方がいらっしゃいましたらその方には誠意をもって謝罪させていただきます。次はフェアな状態で対戦することをお約束します。

 

前置きが長くなってしまいました。以下、もっとだらだら本文。

参加申請

元々は時間帯に都合をつけられるか怪しいという不確定な要素を理由に不参加を表明していました。が、気持ちが変わりました。

ウマ娘って知ってますか?最近流行ってるアプリゲーム。僕もやっているんですけど、すごくいいです。何がいいって、キャラクターがみんな一生懸命走ってて、負けても誰も夢諦めないんですよね。可愛い女の子がアイドルみたいな感じで夢に向かって頑張るような作品ってたくさんあると思うんですけど、僕の中ではそういった作品とは全然違う感覚なんです。馬の要素が根底にあるので、走ることや競うことにためらいがなく、ちょっとした悩みも走ることでしか解決しない。本能として諦める選択肢がないようなイメージ。どんだけ不調でもトレーニングくるしレース出るし。負けて悔しがるし次の目標決めるし。その一生懸命さ、自分は生きてきて一回もなかったなぁと、刺さってしまったのですね。自分もまずやってみよう、と。諦めずに徐々に成長していこう、と。そもそも育成ゲーム自体…(早口なオタク)

そして申請。

パートナーズですが、以前から気になっていたことの実験がしたくて今回のものに落ち着きました。

「大会主催者がPT例として書くものはどれくらい戦えるのか」

申請例って人によっては大喜利スペースだったりするじゃないですか。あり得んやろこんなPTっていう。でもあれで実際戦おうとしたらどうなるんだろう、という興味。必ず悩んで文句言うんだろうけどきっと楽しいに違いない。

今回のルールで自由枠を1匹連れていけるというのがあったので「私がやれば私にしかできないPTになる」というのが色濃いのも実行した理由です。決まったポケモン6匹PTならば実力者がやった方がいいですから。私にしか作れない部分があるのでただの愉快犯って感じにならなかったのもよかった。意図的におふざけでこの8匹を僕が選んだわけじゃないんだぞ。申請例と一緒って気づいてた人いるのかなぁ?

本当は名前もローテたろうが良かったのですが、そこは再現できませんでした。

f:id:hikishio289:20210627093733p:plain

パートナーズ。クセがスゴいネタGPの様なキャスティング。

予選

ブロック分けが発表されメンツを確認。

シュガーさん、しえるさんとは以前から仲が良く定期的に遊びに行ったりもするお友達。

ボッソウさんとも仲が良く、今まで出た大会の相談はまず彼にしていたほど。

わかめさんとは対戦歴はありませんでしたが、もつオフでお会いしていましたね。まさか本当に1年以上東海オフ開けないとはね、びっくりですよね。

このメンバー、そしてパートナーズを確認してまず思ったのは「自分の趣味に合った楽しそうなブロックだなぁ」、そして次に思ったのは「絶対に全勝したい!」でした。

正直こんなに勝ちたいと思ったのは初めてでした。あんまそういうの言えない実力ですし今までずっと逃げてたんだと思います。

よく対戦する人、初めて対戦する人、一度も勝てない相手、永遠のライバル。それぞれ違う関係性の相手ですが全員に勝ってみたいという気持ちは等しかったです。(パートナーズとの温度差ね)

ここで、参加者のポケモンを研究しつくすことを決めました。

シュガーさんしえるさんはよく使っているポケモンの並びが見え、わかめさんも直近で開かれた大会のPTでの使用ポケモンが多く見られたからです。社会人にゲームをする時間は少ない。自由枠以外はあまり新規育成をしなさそうだと考えました。

そこで新年度ローテチーム戦の該当BVと参加者のブログを確認。参加者ごとにパワポに全部メモ。慣れないのもありだいぶ時間をかけて考察しました。冷静に判断して相手は全員格上ですから実力差は考察時間で埋めます。

 

twitcasting.tv

VS シュガー  f:id:hikishio289:20210705112056p:plainf:id:hikishio289:20210714130457p:plainf:id:hikishio289:20210714130525p:plainf:id:hikishio289:20210714130547p:plainf:id:hikishio289:20210714130646p:plainf:id:hikishio289:20210714130700p:plainf:id:hikishio289:20210714130726p:plainf:id:hikishio289:20210714130742p:plain

こちらが炎2鋼2(3)地面1を見てクチート軸はだいぶしんどい。逆にトノラグだとこちらの主戦力を簡単に処理できる。

雨だと重くなる且つトリルが使えるパンプジンを処理するため、雨暴風が使えるオンバーンとタイプ有利のシャンデラも確定で持ってくる。雨を上手く使え一貫性のある電気枠、ボルトロスロトムはどちらか。

ここで自由枠考察。相手視点ではトノラグの処理をこちらが安定して行えずにどうしても足し算になってしまうことが予想できるだろう。雨パという高火力軍団に下から足し算をするのは危ない。そうなるとこちら側がパンプジンチェリムの草ポケモンをラグ用として連れてくるのは安易に想像できるだろうしそのポケモンは絶対に選出されることもわかるだろう。なのでおそらくはラグの耐久を確保する壁系のポケモンか草技を受けきる耐性のポケモン、と考えているとシュガーさんのTwitterにて「草枠は自由枠になった」という趣旨の発言があったのでブログなどから自由枠はナットレイをピンポイント予想してPTを組むことにした。

よって予想は

ニョロトノラグラージオンバーンボルトロスorロトムシャンデラor

ファイアロー・自由枠ナットレイorクチート

相手がやりたそうなのは「9割雨ラグ、1割クチラグ両搭載で相手によって選出するやつ」のパターン。とするとこちらはランドロスパンプジンヒヒダルマorロトムを並べるのが良いのではと考えた。

ランドがそこそこの上をとっているので地震で、ダルマにはスカーフを持たせて岩雪崩で制圧を任せる。パンプジンにはラグを処理するその一つだけを任せることに。できそうならトノも。

シャンデラトリルから展開を返されるのが嫌だなというのと純正のクチート軸でこられるとまずいという問題点から自由枠にガルーラを採用。

ロトムはそもそもPTに雨自体がないパターンのときに連れて行くことを考えて入れるがほぼ留守番だろうな。

対戦前に決めたことは「表にトノラグがいたら何があっても初手タネばくだんを選択する」

f:id:hikishio289:20210627111948p:plain f:id:hikishio289:20210628071036p:plain

オンバーンがいない…?PT全体としては予想とニアミス。

BV学習でわかったのは、シュガーさんは相手に天候ポケモンがいないとき十中八九表トノの雨選出からくること。裏に置きたいスイーパーが2匹いるので選出はトノラグシャンで裏にボルトかもしかしたらアローを予想。ナットレイパンプジンに打点がないからさすがに無理か?でも一応考慮はしておく。

ボルトロスがもし英名であれば新たに厳選していないだろうからBの個体値が少し低い。ガルの岩封でほぼ処理できる。

ナットはこのメンツなら残飯も鉢巻もどちらも持てるが、うちのメンツに持ってくるならこだわらなさそうか。

 

こちらは予定通り夫人ランドダルマで裏にガル。あちらはトノラグシャン。

トノのNNからトノラグがブログのものと同一個体であることをほぼ確信。お見通しで持ち物も同一。技も恐らく変更はないだろう。

決定事項が刺さる。初手でラグが落ちて裏から英名ボルト。念のためボルトの悪巧みをケアし一貫性のある岩雪崩でダルマを切る。シャンデラの持ち物だけが気になるが回ってこない。

裏からガルが出てきて岩封投げ続けて鬼火避けて勝ち。襷か風船か、どちらでも動けるからと岩封ガルを持ってきたのにダメ計結果にビビって長考の末地震を撃ったターンだけは僕の弱さだなーと思いました。不意打ちで縛ってるからええやんね。

トリルが絡んできたり、オンバーンがPTにいたら少しきつかったかなと思います。

 

VS わかめ  f:id:hikishio289:20210714130903p:plainf:id:hikishio289:20210705112056p:plainf:id:hikishio289:20210714130936p:plainf:id:hikishio289:20210714130954p:plainf:id:hikishio289:20210714131016p:plainf:id:hikishio289:20210714131034p:plainf:id:hikishio289:20210714131058p:plainf:id:hikishio289:20210705112321p:plain

新年度ローテチーム戦での並びが目に付く。そしてクチートヒードランエルフーンの並びに絶大な信頼を置いていそうだとBVブログ共に見ていて感じた。特にドラン。

こちらのPTを見るにクチートは動きづらそうで、自由枠はメガかもなぁ。だったらやだなぁ。わかめさんの過去使用したPTからあるとすればボーマンダサザンドラギルガルドの並びからガルーラもありそう。

サザンガルドの並びに対して明確な回答をこちらは持っておらず、チョッキドサイドンやスカーフトゲキッスはその1匹だけで壊滅させられるパワーを持っている。

よってさすがにフリージオは今回出てこない。

新年度ローテチーム戦の試合からカイリューブルンゲルにも厚く信頼を置いていそうだなと感じた。ドラゴンも水も通りがよい。自由枠にメガを持ってこない場合には使ってきそうか。念のためダメ計や考察しておく。

ドランのNNと性別は必ず見る。なかなか新たに厳選できるポケモンじゃない。技は変わっている場合あるけど。

クチートがでてきた場合、すばやい可能性があることも考慮しておく。

よって予想は

ヒードランエルフーンドサイドン・(ギルガルドorクチートトゲキッスサザンドラ)から2・(自由枠ボーマンダ・ガルーラ・カイリューブルンゲル)から1

…こ、これって、予想できてないなぁ~?

こちらのPTを考える。まずこちらのSが遅い。キッスサザンで詰みかねない。

そこで意地スカーフダルマを準備。CSキッスならゴリドラでよくなる。(乱数)

上記両選出が怖いのでダルマとランドの両方にばかぢからを仕込む。何回放つかがこの試合の肝になりそう。

物理ポケモンを受けるためのパンプジンも外せない。今回は勇敢にしトリルを持たせた。が、実のところこのとき夫人の適した型にたどり着けなかった。「物理ポケモンを受ける」以外特に思惑はなかった。が、ボーマンダまで考えているので念のため襷を持たせて残りは金縛り道連れとした。攻撃技はあってもなくてもなんでもよかったが影うち。

このタイミングで自由枠を早めに決めた。刺さりの良いメガギャラドス。サザンを無理やり受けられる上、ドサイドランを簡単に処理できる。Sはわかめさんのドラン(想定の)を抜くようにした。滝かみ砕くは確定で、地震も一応持たせたが浮遊はサザンとジオ、おそらく打つ機会はあまりないだろう。ラストの枠はカイリューマンダ警戒で氷の牙。BVの印象からわかめさんのプレイスタイルだと舞うタイミングはないと判断。

ジリ貧にならないよう壁ロトムを採用。後々の展開を考え放電を持たせた。ただ今回もロトムは選出しなさそうだなと思っていた。わかめさんがもしびっくりポケモンを持ってきたときなんかは様子見で壁選出かな。

最後の枠をガルーラ連れてきたときに気持ち嫌めに見えるようにギルガルドに決める。これは見せポケ。特殊で風船のやつ。

対戦前に決めたことは「ばかぢからのダメージ計算は毎ターンできるようにしておく」

f:id:hikishio289:20210627121706p:plain f:id:hikishio289:20210628072300p:plain

ジーオ…ジーオ…ジーオ…(混乱)

キッスではなくジオでしたわ。これはびっくり。

自由枠は水ロトム。これも想定外。でもまぁ確かに水ポケモン持ってきたいですよね。

そして自由枠にもしっかり刺さっていくメガギャラ。えらい。

メガギャラに強く出てこられるとしたらジオクチロトムの3匹?当初の想定外ポケモンを考えないといけないのか。これはまさかのヒートムくん出動ですね。

ヒートムギャラと決まってここでもう一度相手のPTを観察。

S操作ポケモンがいない。やるとしたらサザンが追い風するかどうか。しないならジオサザンが速いから出てきそう。クチサザンジオ。このPTのロトムはスカーフじゃなさそうだし。というかクチートは表で睨みたいやつがいないな。じゃあ裏クチート、表ドサイサザンジオか。ギャラなめすぎかなこれだと。

などと考えていると選択時間が迫りパニックに。道連れで強引に1匹もっていく想定でパンプジン。裏はスイーパーとしてヒヒダルマ。眼鏡ロトムだったらどうすんだ。

 

ということでこちらヒートム夫人ギャラ裏ダルマ。あちらウォトムドサイドラン。

普通にパンプジンを先頭にしなかったのミスですね。ロトムサザンジオのどれかの持ち物見るって結構アドあるのにね。

初手からギンギンにギャラムーブしたかったですが水トムが怖すぎる。初手は様子を見よう。やるなら壁から、しかし万一ドサイが回ってきてヒートムが処理されたらそこからの試合をうまく進める自信がない。そこでパンプジンで金縛りを選択。ロクブラ停止。これ後から考えたら地味に大きかったような気がします。

そこからは壁を貼ってギャラを動かしてといった立ち回りなのですが、ギャラが火傷もらっても強いのなんの。比較的読み負けているのにうまく技を受けながら表の3匹を半壊させドランを処理。火傷なければ間違いなくMVP。眼鏡ロトムなんてなかったわ。

このドラン処理までの局面はギャラが火傷をもらったことで急にプランにない足し算をしなければならなくなったので、いかにヒートムを回数動かせるかがカギになりました。そしてドランに一度でもロトムを合わせればギャラが相当動きやすくなる。この駆け引きが絶妙に面白く、ロックブラストが使えない状況に救われていました。

ドランを処理したあと裏から出てきたのはサザンドラNNから準速か、そして壁が切れる。うっ…。

一気に青ざめます。赤ゲージギャラ、赤ゲージヒートム、襷の削れたプジン。相手には1/3くらいのドサイ、1/3くらいのミトム、型の分からないサザン。

スカダルマは1発目の馬鹿力でしかサザンを確定処理できず、2発目だと最大でも82%。しかしこの局面でサザンの上を取れる技はパンプジンの影うちのみ。20は削れない。つまり、1発目しかない。そして2発目馬鹿力はドサイへ33%くらいから。ロトムへは30%くらいから。これも絶妙に怪しい。振りや乱数によっては反撃をもらって終わる。

無理だ、負けたか。頭が回らなくなって少しの間フリーズ。ギャラを捨て気味に動かす。するとここでドサイが回ってくる。ミリ耐えされ逆にギャラは処理されはしたが、これはあるんとちゃうか…!

ここで裏からダルマのおでまし。相手はスカ―フを警戒するかどうか。

どちらにせよこちらはパンプジンで影うちを選択する。ドサイなら処理。水トムなら返しを耐えるかもしれない。なにより2発目馬鹿力圏内にWトムを押し込めます。サザンなら大したダメージにならないですが、ダルマから有効打がないかスカーフではないと勘違いするかもしくはそもそもスカーフ警戒をしていないか、という感じ。

サザンが回ってきたので次のターンはダルマで馬鹿力。無事サザン突破。あとはヒートムでオバヒから入ってダルマ馬鹿力で勝ち。

個人的には前後編に分かれているかのような頭の使い方で楽しかったです。裏クチートなら負けでしたかね。

壁が活躍したり相手のロトムの上を取っていたことで詰めが成立したりと選出予定のなかったロトムが輝いた試合でした。

 

VS しえる  f:id:hikishio289:20210714131246p:plainf:id:hikishio289:20210714131301p:plainf:id:hikishio289:20210714130646p:plainf:id:hikishio289:20210714131334p:plainf:id:hikishio289:20210714131352p:plainf:id:hikishio289:20210714130954p:plainf:id:hikishio289:20210714130742p:plainf:id:hikishio289:20210705112321p:plain
一番勝ちたい相手。付き合いが長く性格やプレイングの熟練度はそこそこ知っているつもりです。が一度も勝てた試しはありません。

そしてわかめさん戦から1週間猶予があったので一点集中、めちゃめちゃ考えました。さながらライスシャワー。ついてくついてく。

以下ノーカット版です。

しえるさんのPTはとても読みにくい。ガルーラスタン、リザYスタン、雨軸ガル、重力、複数天候。なんでもありそうだしどれもしえるさんのよく使ってきた得意PT。全部考えていたのではキリがない。こちらの貧弱メンツから見てもここは相手のメガを絞って、相手の予想PTへの対策をこちらのPT全てでピンポイントに厚くするしか勝ち目はない。
まずはブログ調査。

秋ローテでは重力雨。新年度ローテチーム戦では重力ガル。その前にリザガブの記事を書いている。なんだこれ、絞れないぞ…。

といいつつも再確認できたのは、やはりこの記事にあるメンツのPT核になるポケモンがガル軸リザY軸はそろっているということ。

ガルガブエルフクレセ(ニャオの代用、自由枠で連れてくるもあるか)

リザガブエルフボルトガルド(得意のリザガブ、自由枠含めて完全再現可能)

そしてこちらのメンツを確認。

ガルーラを使う場合面倒なのはやはりゴースト枠のギルガルドパンプジン。ガルドはキンシや身代の択を迫ってくるしパンプジン地震が致命傷にならず鬼火まで入れられる。しえるさんの性格的には「別にメンツでは押し切れるけどそんなリスクわざわざ背負いたくない」という感じか。

リザYは露骨に通りが良い。高いSからの晴れ放射。受けられるポケモンはいない。自由枠で対策したとて他の3匹でその対策ポケモンを処理できればイージーウィン。

しえるさんの性格だと明らかにこっちを選び、どんな盤面でも処理できるようPTを磨く1週間にするはずです。

リザYガブエルフボルトガルド@1と山を張ったのですが、ここで自分の直感が働きます。

「この貧弱なメンツにはクレセを投げて耐久しながら高火力ポケモン押し付けていれば勝てそうではないか?」と考えてはこないだろうか。

ガルドの枠をクレセに変え「クレセリザYガブ」と投げる。盤面におそらくいるであろうランドロスを睨んでクレセはこご風を打ち続け、リザとガブで周りを処理。晴らしたことで月の光の回復量も増える。裏から出すのはスカボルトかスカトノかそういった類。エルフでも悪くない。なんなら「クレセエルフリザ」と投げて裏からガブを投げ終盤はグラエス草笛でもよい。

こう考えるともうこれにしか見えない。

対策するならこの形、「クレセ入り重力リザY」

そうして三日ほど経ちしえるさんのブログをいつも通り読み漁っていたとき、太古のローテ紅白戦の記事が出土。私としえるさんが初めて対戦したのがこのときです。ボコ負けしました。

そのときに使っていたのがリザX。そうそう、そうだった。

しえるさんという人はとてもクレバーです。今回のパートナーズもそれを表しています。相手が考慮しなければならない要素をふんだんに盛り込んで悩ませる。そして選出画面で予定を狂わせる。その一つとしてメガが複数あるリザードンをチョイスしています。今大会一番悩ませる8パートナーズだと思います。

そしてしえるさんは遊び心も備えています。偽装パで足元をすくうような、エンターテイナーでもあるのです。どちらかというとXの方が好きなのかもしれない。ローテにおけるリザXの文献を残そうとしているかもしれない。そんな考えが頭を駆け巡りました。

(エンターテインメントを重視する)僕に対してリザXをぶつけてくる可能性は非常に高く、そしてリザXもYと同じくらい通りが良いです。

ここで自分は少し揺らぎます。Xだった場合とYだった場合の両方込みで選出を考えて用意するか?どちらでもこれ、であればパンプジンのスカーフ道連れとランドロスの鉢巻大爆発を通す作業になる。

ここで一度考察が滞ります。しえるさんの思惑通り悩み始めるのです。

そうして数日経ち、しえるさんが対戦を消化していき勝敗が分かっていきます。しえるさんが配信のアーカイブを残していることもわかりました。これは研究しかないです。プレイングの論理が分かれば最高ですが、どういった観点からPTを決め選出を行ったのかが今一番ほしいものでした。
しえるVSシュガー 上記リザガブに自由枠ジバコイル

天候を奪い返されないようかつトリルさせないように考えた結果と見えます。

しえるVSわかめ 上記ガルガブエルフに自由枠ニャオニクス

ボルトとトノをスイーパーに構え基本形で戦っていくのが手堅いと判断?

しえるVSボッソウ  上記ガルガブエルフで自由枠ニャオ

今回はトノ→ガルドでメガマンダへの駆け引きに厚くしている?

やはり安定しているメンツで勝負をしているように見えます。メガ枠はリザで間違いない。

ボッソウさんとの対戦の配信の最後、私との試合で抜けがかかっているしえるさんがここで意味ありげなコメントを2つ残します。

「引き潮さん戦ではメガはこれかな、というのが決まっているがそれ以外が決まっていない。」

「変なのを使ってみたい。(デデンネ、メガヘラクロス、メガスピアーなど見せて)こういうのもある。(シザリガー)」

ポケモンはうろ覚えですけどこんな感じだったと思います。

このたった数秒のシーンで僕の作戦が全て決まりました。

・メガは決まっているのに取り巻きが決まっていない→パートナーズに既存の並びがあるリザYではない

・変なのを使ってみたい→メガが決まっているのにメガポケを触りながらする発言が怪しい、自由枠はメガではないはず。しかしこの発言自体はブラフではなさそうなのでリザガブと並べてXでした、というエンタメの流れで勝ちに来る。

もしかしたら深い意味はなかったのかもしれないけど、これもまた直感というか。

よって予想は

リザードンX・ガブリアスクレセリアエルフーンボルトロス・自由枠はマリルリ(通りの良い水ポケで高火力、滅びも使えてリザY偽装ができる)

この予想を立てたのがしえるさんとの試合の日の朝です。

相手のSが速いことからこちらはトリルを仕込むことは考えていました。なのでパンプジンは必要。

裏ガブみたいなことがあると重力から地震を打たれているだけで負けてしまいます。それを咎めるためには

クチートの不意打ちで上から倒す

②どうにか地震を1発耐えて返しで処理する

①よりクチートが決定し、パンプジンにハロウィンを採用。リザXの場合も同じ方法で処理しなければならない盤面が起こる可能性が高いのでハロウィンをしてからトリルを通さなければなりません。襷ではなくHPを高く保てるようオッカのみを採用。

②の1発耐えるかつ返しで処理するというのはなかなかに難しく、氷技を振る必要があるとなるとうちでそれができるポケモンは現時点ではめざ氷ガルドのみ。どうせ重力前提の考察なので風船は無意味。よってここはシュカのみを持たせました。特殊枠でしかもシャドボがハロウィンとの相性も良し。

これでクチートパンプジンギルガルドと決まって眼鏡ボルトが怖いこととリザがXであれば地震も振っていけることから鉢巻ランドロスを採用。しえるさんがランドを見てリザを陽気にしないはずがないのでこちらは逆にHA気味に、気持ちBに振りました。

残りの2枠なのですがここで賭けに出ます。

ほぼ上記4匹で選出固定をし、残り2枠は相手にリザX以外のメガ枠や重力地震以外の戦術を選出させないようなポケモンを起用することを決めます。

ロトムヒヒダルマはできることが多いし頼りがいがありますが、万が一ニョロトノや自由枠に雨エースやメガラグがいた場合にそちらの選出になってしまいます。

リザXを出しやすくするためここはミノマダムに決めます。できることはないのでどくまも襷がむしゃらです。

自由枠は諸々を意識させるエルフーンにしました。「あなたの重力は分かっています。こちらも草笛を打ちます。」というメッセージともとれなくはないですが、大体の人には「S操作枠で天候を変えられる、ニャオなんかにも挑発がささるよ」というのが見えると思います。だとしたらリザガブならその隙に積んで殴って勝てる、となるはず。リザXで十分と思うでしょう。トリルや追い風ならクレセで粘るはず。

僕の予想に基づいたピンポイントPTです。穴もあるでしょうし信頼性もそこまでないといえばない。

なので外していた場合のことも一応考慮に入れて、対戦前に決めたことは「リザガブと見えたら初手ランド地震で拘る。相手の二手目の動きでXかYかが判断できるはずなのでこちらはハロウィンをする。」

二手目以降は何も決めてなかったので選出予想が当たってもこの動きをして読みが外れた場合はほぼ終わり。それでどうにか好転したとしてもよくて五分五分を覚悟していました。

f:id:hikishio289:20210628104403p:plain f:id:hikishio289:20210628104740p:plain

完全にビンゴ。リザが見えた瞬間もうXとしか思えません。

そしてエルフがいない。これはありがたい。ただの殴り合いになれば(壁はあるかもだが)勝機はあります。そのためのピンポイント対策ですから。

そしてトノグドラというメガを圧迫しない強い並びに少し怯む。でももう言ってられません。上4匹選出と信じてこちらも予定通りの選出をします。

 

こちらランド夫人ガルド裏クチート。相手はクレセリザガブ。

二手目までは決定事項。完全に読み負けます。リフからXに剣舞まで通されてしまいます。もうイージーウィンですやん。こちらイージールーズですやん。

こちらの勝ち筋はリザXのフレドラに合わせてキングシールドを通すワンチャンスのみ。しえるさんはこういうとき一手温存するよなぁと考えつつ長考していると誤ってタッチペンでキングシールドに触れてしまいます。あっ…。

それが奇跡的にかみ合いフレドラを回避、Aを下げ試合をイーブンに戻します。

クレセリアがこご風ではなく冷凍ビームを所持、そしてガルドが凍る。ずるにはずるで返される。ガブ処理がきつくなります。

すかさずパンプジンでトリル。オッカが役に立ちました。

ガルドが動けるようにならないとガブがきついので強引にシャドボ、運よく溶けクレセに半分ほど与えます。が、トリルを返される。

ここもまた大悩みをするのですが、リフ張り直す読みでパンプジンでハロウィンを選択。トリルの方が良かったかもしれません。が上からクレセに冷凍ビームをあてられ急所で沈みます。ずるにはずるで返される。ちなみにHDパンプジンだったのでこれは有効急所です。あとから考えるとハロウィンだったので大したことなかったのかもしれないですけど。

裏からクチートを出しリフ読み剣舞から。このターンは運よくお相手は重力でした。

こうなるとクレセに地震が入るためリフ読みでランドから動かします。結果フレドラ合わされて処理される。

本来は次リフがくるはずなんですけど、なんとなくしえるさんはこういった有利状況ではフレドラ振ってくるなというのがよぎったので不意打ちから入りました。そしてリザを処理。ガブ処理を見越してキンシをはさみ、お祈り不意打ち。ボルトが運よく処理できる。ここらへんはこちらのずるなのかなと思います。

余談ですがしえるさんと対戦するときいつも必ず序盤で積まれてしまって1匹チャカになるんですけど、そのチャカで撃ち殺してくるのかちらつかせて別のポケモンで展開してくるのかを読まないと負けちゃう択を迫られます。体感だとその時しえるさんはちらつかせずに先に一発ぶち抜いてきがちな気がします。一発撃っといて相手の片脚を1本もぎ取ってトラウマにさせてからちらつかせるムーブ。そんなイメージ。信憑性のある証拠はありません。詳しくはしえるさんのブログのプレイング思考の記事を読んでください。いい記事ですよ。

ボルトを落とせたらあとはひたすらクレセがリフを押すまでひたすら不意打ち。リフで透かされてもそのあと必ずガブから来るはずなので合わせてめざ氷を打ちます。シャドボだとちょっと足りるか怪しい気がしたのと、ガブが来ると思ってるのにシャドボってのもなと思ったためです。クレセは技が全て割れているので回復することはなく鋼2匹を倒す術もないのでガブが回ってkる状態さえ作れたら処理して勝ちます。

ここでボルト処理のずるが気になり地震急所だとシュカのみあってもガルド落ちんじゃね、という不安が頭をよぎりダメ計タイム。ずるにはずるで返される法則があるので。ギリ耐えてくれそうだったのでめざ氷選択しガブを処理。ちゃんと急所あててくるんですよね。これだからしえるさんは油断できない。

5年かけて初めてしえるさんに勝った瞬間でした。しかも予想通りのPT・想定通りの選出・採用理由通りの展開。人生で初めてのうれし泣きでした。やった…やったぞ…!!

最後までガブの剣舞考慮しない立ち回りをしていたのを今更になってゾッとしています。一瞬で負けまであったな。

最も勝ちたかった相手と最も価値のある試合ができたことが今なお嬉しいです。次やるときも勝ちたい!

 

VS ボッソウ  f:id:hikishio289:20210714131546p:plainf:id:hikishio289:20210714131558p:plainf:id:hikishio289:20210714131609p:plainf:id:hikishio289:20210714131621p:plainf:id:hikishio289:20210714131634p:plainf:id:hikishio289:20210714131646p:plainf:id:hikishio289:20210714131700p:plainf:id:hikishio289:20210714131714p:plain

観察力や構築力が鋭くプレイングもクレバー、しかしながら確率によく泣かされている男。ポケモンの趣味やPTの遊び方が私と気が合う男。

しえるさんとの試合の1時間くらいあとに対戦する予定になっていましたが、しえるさんとの試合が終わるまでほぼ考察をしていませんでした。というか、このパートナーズだとうちのより考察難しくないですか?

しえるさんがリザXを使うはずだ、と確信した同じタイミングでボッソウさんにリザXを連れて行こうと考えました。ボーマンダの上を取れる可能性がある点とリザYの可能性をちらつかせられる点に魅力を感じました。
雨がきついのは最初から変わらずでそこに関してははなから諦め気味ではありました。

短時間でした考察としては、メガはボーマンダラグラージパンプジンを考慮するとボーマンダの線が濃厚かな。2メガ構築も十分にやれそうです。

こちらのメンツが貧弱であることから補助技主体に動かなければ押し負けてしまいます。なのでヤミラミは挑発で展開を妨害できるため必須と考えそう。サーナイトはサポートポケモンとしては可能性ありですがアタッカーだと技の通りが悪く難しい。だからよっぽど空きがない限りPTには入ってこない。ヤミラミを採用したらもう枠はないか。

ライボルトは小回りは利くもののクチートにそこまで強くないので連れてこない。メタグロスもダルマクチランドガルドに弱いが、ライボルトよりは種族値が高いせいか可能性を感じます。

バシャはとりあえず強いので入ってくると思います。
チリーンは外さないので、型を読むならトリック金縛りトリルって感じかなぁ。

よって予想は

チリーン・ヤミラミボーマンダバシャーモラグラージorメタグロス・自由枠

自由枠はホウエン地方の誰かってことしかわかりません。ほんとに。見当つかんかったんや。ボスゴドラとかバクーダとか他のメガポケモン連れてくるなんてことも普通にあり得ますからね。短時間で考えられる範囲ではありませんでした。

こちらが持って行くポケモンはすでに1匹は決まっています。

そう、チェリムです。

実はボッソウさんとはブロック分けが発表されてすぐのタイミングで通話でやりとりしておりまして、その際に言われたのが

「パートナーズちゃんと全ポケモン使うよね?」

はぁ…。困った…。

まぁこれも検証には避けて通れぬ道ですから、たくさん考察しましたよ。

ただこれまでは誰にも連れていけませんでした…。

なのでこの試合でどうにか使う理由をこじつけなければなりません。

ボッソウさんが身代わりという技でアドバンテージをとりたがるのは知っていました。

本当に搦め手がうまいので、搦め手を考慮させ隙を見て身代わりを残して主導権を握る。

であれば今回こちらは身代わりを貫通する技を振るしかない。

自由枠でそういうポケモン持って行くとして強いのが思いつかなかったので、ここでチェリムの草笛を使おう!と思いつきました。

素草笛。なかなかおかしなことを言っていますね。まぁでも採用理由ができたのでよし。

うちのメンツには必ずヤミラミは挑発から入ります。だからメンタルハーブはサポートポケモンには持たせたい。もたせるなら誰なのか。私はなんとなくパンプジンにしました。トリルを必ず貼りたいタイミングがくるかもしれないと予想したからです。

チェリムパンプジン自由枠リザードンがきまりました。

これ、並び晴れ偽装できるな。ヒヒダルマを入れよう。

あとは強いポケモン並べよう。クチランド。はい。

こんなかんじでどうでしょう。トリプルじゃないですからね。

対戦前にはなにも決められませんでした。

f:id:hikishio289:20210629234526p:plain f:id:hikishio289:20210629235025p:plain

マンダバシャラグ。雨持ちヤミラミだこれ…きつ…。

あかいいぬがいる。あいつの名前知ってるぞ。そうそう、シザリガーだ。シザリガー

「変なのを使ってみたい。(デデンネ、メガヘラクロス、メガスピアーなど見せて)こういうのもある。シザリガー

いや、水曜日のダウンタウンのクイズ スラムドッグミリオネアのラストみたいな伏線回収してるな!こんなもん気付けるかい!

裏ざりが確定した。表はヤミラミマンダかヤミラミラグ。うーむ。チリーンあるのか…?

そして全思考停止。

パンプジンチェリムと選出してラグ牽制してあとは雰囲気だな。表ランド裏クチートかな。

ここでリザXを選出していれば展開は少し変わっていたのかもしれません…。

 

こちら夫人ランドチェリム裏クチ。相手はマンダラミバシャ。

あのマンダ珠持ってんぞ…もっとわからん…。とりあえず挑発読みランド読みのマンダ身代わりかあってもバシャ守るだな。草笛を押しましょうね。

で挑発されてチェリムが止まる。あ、もうあかん。

そこからは何を考えて動かしたかもわからんくらいの記憶です。クチートがじゃれ外した時も無心でした。なにも動じない。成り行きのまま負け。

負けたなー。負けたわー。いや、お相手が素晴らしい。

自分が今できる限りのことはやったつもりですので悔いはないですね。

余談ですがボッソウさんはどうやらパートナーズの中に一度もPTに入れなかったポケモンがいるみたいです。ジャッジ呼びますね。

 

一応予選抜けしました!すごいぞこれは!

 

本戦

初戦はうめqさん。またもや勝ちたい相手だ。

うめqさんとは初めて参加した週末ローテから何かと大会にて縁がある。そしてしっかり負け続けています。

 

VSうめq  f:id:hikishio289:20210714130646p:plainf:id:hikishio289:20210714130700p:plainf:id:hikishio289:20210705114349p:plainf:id:hikishio289:20210714130954p:plainf:id:hikishio289:20210714131334p:plainf:id:hikishio289:20210714132132p:plainf:id:hikishio289:20210714132155p:plainf:id:hikishio289:20210714130726p:plain

雨が重い。マンダも重い。なによりうめqさんに読み勝てたことがほぼない。

この世で一番苦手な雨は「うめq雨」かもしれないほど。

考察に入ったときまず思ったのはどの軸でも相手は大丈夫だということ。

雨重力の線とメガマンダの線を両方残してくるPTを持ってくるかもしれない。

それはボッソウさん戦のPTを見て感じました。特殊マンダまであるわけですから。

そしてうめqさんは実際に珠マンダを使っていた。

予想としてはトノラグは確定。マンダはいてもおかしくない。

私のパートナーズを見て飛行2選出で掃除が捗りそうだと思ったのでこだわっていないファイアローもほぼあるだろうと。

そして電気の一貫と頑丈での行動保証、うめqさんお得意のイバンジバコもあるだろう。これはブログから連れてきそうだなと思いました。

ボッソウ選手に雨マンダの練習に付き合ってもらったときにレッドカードジバコも選択肢だ、と言われてしまいそこからジバコイルというポケモンの重さに愕然とします。

イバン、風船、レッドカード。何が来てもつらい。ジバコの処理は慎重にしないといけない。

相手はメガをクチートと思うだろうか。マンダ軸もラグ軸もそこそこクチートに強いか。じゃああっても不意打ちケア挿すくらいだろうなぁ。

相手の自由枠は何だろう。雨軸なら雨エースはある。もしくは耐久草。ナットバレルバナあたり。(フリドララプラスを使用していることを知っているだろうから)

マンダ軸ならより動きやすいポケモン?ガルドが面倒かもしれないからドサイや悪ポケモンか。トリルケアも利いているしドサイありそうだな。

ここで決断を迫られる。しえるさんの時のように山張らないと勝てない。

私がうめqなら得意の雨で勝負する。トノを少し攻撃的にして水氷打点で早めに仕留める。

よって予想は

ニョロトノラグラージジバコイルファイアローニャオニクスorエルフーン(雨重力か追い風か)・自由枠(本命はオムスター、次点ありそうなのはドサイドン

こちら側のPTを考える。

私はまずパンプジンを確定に。物理に厚くラグを処理するため必要だと考える。

じゃあ型をどうするか。今回はオムスターまで考慮しタネマシンガンを採用。

そしてニョロトノの型とS判別の為お見通しで腕白HS襷に。

襷は発動すればその時に合った技が打てるし、重力展開なら襷がなくとも物理は受けられるためこんなかんじでもいいのかなと思った。(考察をサボった)

その次にメガ枠を考察。

相手がボーマンダを使う可能性がある以上マンダに強そうなポケモンでかつ雨にも最低限動けそうなポケモンをチョイスする必要があります。

がそれが出てこない。思いつかない…。

最初はこちらもラグラージを使おうかと考えましたがそれをするにはあまりに取り巻きが貧弱か、とウジウジ。

最終的にボーマンダを採用。遅いクチートと早いボーマンダの2択を迫ろう。意味があるかは分からんが。2メガって明確に役割分かれてないと不安ですね。

となったときにうめqが使っていた珠マンダのケアまでするため守るは必須。積む暇がないのは分かっていたのでだったら身代わりにも強くマンダミラーにも圧のある特殊メガマンダ。勝ちましたね。

パンプジンクチートボーマンダと決まって、ジバコに厚くありたいとランドロスを採用。念のため草結び持ち。撃つかは知らん。盛り上がるやろ。

ファイアローのお掃除展開を嫌ってギルガルドヒートロトムを入れる。

ギルガルドは耐久に少し振った日本晴れ持ち。ヒートロトムは雷放電で確率しつつジバコラグの並びにある程度強くあるようにイトケ図太いで鬼火から入れる奴。

うーん、大事な試合なのに考察捗らんかったなぁ…。

試合前に決めたことは「確率を押し付けないと勝てそうにないから強気に」

f:id:hikishio289:20210704201308p:plain f:id:hikishio289:20210704201348p:plain

両搭載ですね…。自由枠はエンテイ。炎ポケモンは考慮外すぎた。

意外とエンテイがキツイ。聖なる炎って偉大ですね。

決めつけられないがラグマンダ両選出ならメガはラグかなぁ。

エルフは雨降らせられないので追い風要員。このメンツには出てきづらい?

正直選出が全く予想できない。うーん。

こちらはとりあえずラグに打点のあるパンプジンを予定通り先頭に。

マンダは裏だとレッドカードジバコで死ぬので表。

あともう一匹はエンテイジバコに厚いランドロスかな。

裏はファイアローケアのヒートロトムエンテイみてガルドは流石に無理だ。

 

こちら夫人ランドマンダ裏ヒートム。相手はエンテイジバコマンダ。

エンテイが鉢巻。これはランドの地震で処理できそう。

逆にジバコに風船案浮上。やはり慎重に処理しなければ。

うめqなら竜舞もあるが、珠マンダの線も考慮してメガ守るで準備。ここはうまくいった気がする。予想通り特殊マンダ。

この次、迷った挙句ジバコ風船をケアして岩封で誤魔化し。ほぼエンテイだろうと思っていたのに強気に行けない。結果的に技を外して聖なる炎で処理される。これに関しては誤魔化しの一手なので結果として通っても通らなくても大きく展開に支障はなかった可能性が高いです。ただ、精神的な重さは相当で確率押し付けたい相手に序盤から確率に振り回され数的有利を取られるっていうのは相当くるものがありました。

そのあとロトムで放電麻痺から麻痺バグまでしてズルし返し、「ラグを早めにメガさせたいだろう」と「ジバコの頑丈を削ろう」の狭間でどうパンプジンを動かすか揺れ続ける。

マンダに身代わりを残されてからは相手は安定の動きでよかったわけで、何も起きずそのまま負けてしまいました。思考は常にラグを夫人が抜いている想定だったので強気に回して夢を見ていたのですが、何一つかみ合いませんでした。特殊メガマンダを押し付けてちゃんと相手のマンダを処理しその後ジバコまで狩れたら強い、が当初の目的だったのに何一つ達成できず。そういう動き方をしたつもりだったんですがダメダメでした。

いやーそうよねー。安定行動取れる盤面だよなー。こちらは常に怯えながら動かしていた。決定事項を守れなかったことによる精神的消耗が消極的な択を増やしていた気がします。

強者とのプレイングの差はここだろうなー。でも楽しかった。ここもやれるだけのことはやった。

 

ということで、「本戦へ進んで初戦負け」でした。3勝2敗。

大健闘、かは分かりませんが予想していなかった人は多そう。

そして優勝者はタカシさんでした。おめでとうございます。

もしかしたら対戦していたかもしれないわけですから、よりうめqさんとの対戦を振り返って悔しくなりました。決勝の配信を見て考察力もプレイングも自分はまだまだ未熟だと痛感しました。

実験結果としては「PT例は戦えなくはないが選出が偏りがち」です。

自由枠4回メガポケモン採用してますからね。詐称ですこんなのは。

どうやら情報のある相手に勝って情報のない相手にプレイングで負けた、というだけのことです。やる人がやってたらもっと成績いいでしょうね。パートナーズが絶妙でした。

総括としては2つ。

ひとつは「私は勝ちたいのだな」という発見。こんなに泥臭く、本気で向き合って時間も使って、ないプレイング思考かき集めて練習してようやくつかんだ今回の結果。私も「あちら側」に行きたいんだ、と自覚しました。一点読みの奇跡待ちだった自分も好きですしこれは性格だとも思うけど、でも主役みたいな動きもしてみたいんだなって思いました。「引き潮くん盤石だね、その動き理解できるよ」って言われてみたい。強くなりたい。そんな気づきがありました。

もうひとつはパンプジンに出会えたこと。

上にこんだけ書いといてなんなんですけど、夫人の「受けてなんかする」のなんかがピンポイント読みで強い(今回で言う刺さっていた草技)のと盤面によって安定っていうのがあって(今回あまり使いこなせなかった金縛りや鬼火、トリル)なんだかおもしろい奴だなと思いました。パートナーズルールだからか?もっと使われててもいいのにね。

金縛り、ハロウィン、トリル、種爆弾タネガン、鬼火、道連れ。ここらへんが今回触った技ですが、まだまだいろんな姿にもなれますし技もあるので遊びつくせるなと気に入ってしまいました。

パンプジンがチリーンみたいに動けるというのが今大会での収穫(お見通し)

 

改めて対戦してくださった方、主催のめもさん、構築相談に乗ってくれた方、ありがとうございました。

大した記事でもないのに長くなっちゃったので使用ポケモンはこのあと別記事にてまとめます。